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自分なりに試行錯誤して、エコアンダリヤとセリアの底板をつかったバッグを編みました。
今回は、作成の様子とともに編み方を紹介したいと思います。
「100均の底板に興味があるけれど、使い方がわからない」という方の参考になれば嬉しいです。
使用した材料・用具
・糸
糸はハマナカのエコアンダリヤを2玉使用しました。
色はno.66のレトロブルーです。
くすみがかった水色で、コーディネートのアクセントになるかなと思い、この色を選びました。
その他にもたくさんの色があるので、お好みのカラーを選んでみてください。
・底板

Seria(セリア)で購入しました。
サイズは縦5✕横18センチで、穴が36個空いています。
2枚入りのため、1枚当たり55円という驚異的な安さ。

取り出してみるとこんな感じです。
今回はこれを1枚使いました。
・Dカン

こちらはDAISOで購入しました。値段は110円です。
幅10ミリのものが30個入っています。

今回はショルダーストラップをつける用に、このDカンを2個使用しました。
・ショルダーストラップ
わたしはこの作品用に新しいものは買わず、
手持ちのカバンのショルダーストラップを使いました。
ショルダーバッグにしたい方はDカンにつけられるものをお好みでご準備ください。
・かぎ針
かぎ針は7号を使用しています。
・スチームアイロン(衣類スチーマー)・アイロン台
編み地を整える際に使用。
・防水スプレー
こちらは必須アイテムではありませんが、仕上げ用に使いました。
エコアンダリヤの専用スプレーがあるのですが、
わたしは節約のため家にあった靴用スプレーで代用しています。
つくるのに必要なテクニック
かぎ針の基本的な編み方を知っていれば、できる簡単なバッグです。
・くさり編み
・こま編み
・引き抜き編み
・”輪を引き抜く”引き抜き編み
・こま編みのすじ編み
・長々編み
・チェーンつなぎ
作り方
1段目「底板に編みつける」
「立ち上がりのくさり1目」+「こま編み72目」+「”輪を引き抜く”引き抜き編み」

立ち上がりのくさりを1目編みます。
1つの穴に「こま編み」を2目編んでいきます。

底板の穴に手前から針を通して、糸をかけて編みつけていきました。
36穴✕2目=72目編み終わったら、最後に引き抜き編みをします。
今回は書籍等で載っている一般的な引き抜き編みではなく、
「”輪を引き抜く”引き抜き編み」をして、表から見て目立たないようにしてみました。
「”輪を引き抜く”引き抜き編み」の編み方

最後の目(今回は72目)編み終わったところです。

一度針を抜き、段の最初に編んだ1目の頭に後ろから針を入れ、
先程外した輪の部分を針にかけて、引き抜きます。
「”輪を引き抜く”引き抜き編み」ができました。

通常の引き抜き編みよりもひと手間増えますが、
引き抜き編みの横向きの筋が裏側にいくので、
通常の引き抜き編みよりも、キレイに編めるかなと感じました。
2段目 「こま編みのすじ編みを編む」
「立ち上がりのくさり1目」+「こま編みのすじ編み72目」+「”輪を引き抜く”引き抜き編み」
2段目のみ、こま編みのすじ編みを編みます。

はじめに、立ち上がりのくさりを1目編み、
こま編みのすじ編み(奥半目に針を入れる)を72目編みます。
段の最後は先程と同様に”輪を引き抜く”引き抜き編みをします。
3段目〜44段目「こま編み」
「立ち上がりのくさり1目」+「こま編み72目」+「”輪を引き抜く”引き抜き編み」

3段目以降は立ち上がりのくさりを1目、こま編みを72目、
”輪を引き抜く”引き抜き編みを繰り返し、44段目まで編んでいきます。


1玉分編んだところです。
26段編み、高さは約13センチになりました。

横向きにスマホを入れるとすっぽり収まり、スマホと鍵を入れるだけなら、この高さでも充分ですが、わたしは財布なども入れたいと思い、もう1玉分編むことにしました。
45段目「模様編み」
「立ち上がりのくさり4目」+「くさり編み1目」+「(長々編み1目+くさり編み3目+長々編み1目)✕14模様」+「くさり編み1目」+「”輪を引き抜く”引き抜き編み」
45段目のみ、模様編みをし、透かし模様でV字になるようにしました。
1模様あたり5目で、14模様を編みます(合計70目)。
最初の1目と最後の72目はくさり編みです。

はじめに、立ち上がりのくさり目を4目、くさり編み1目、合計5目編みます。

次に長々編みをします。
前の段の4目めをすくいます。
くさり編みを3目編みます。
再度長々編みをし、先ほどと同じ目(4目め)をすくいます。
これで1模様ができました。

また長々編みをし、前段の9目め(前のすくったところから4目あける)をすくいます。
最後の72目はくさり編みをし、”輪を引き抜く”引き抜き編みをして45段目が編み終わりました。

46〜48段目「こま編み」
「立ち上がりのくさり1目」+「こま編み72目」+「”輪を引き抜く”引き抜き編み」

3段目の編み方と同様です。
前段(45段目)のくさり編み部分は、束にすくって(前段のくさり編みの全体をすくって)編んでいきます。
49段目「取っ手をつくる」
「立ち上がりのくさり1目」+「こま編み11目」+「くさり編み20目」+「こま編み22目」+「くさり編み20目」+「こま編み11目」+「”輪を引き抜く”引き抜き編み」

49段目でDカンをつけ、取っ手を作ります。
取って部分と曲線部分が分かりやすくなるように、段数マーカーで、
3、12、25、34、39、48、61、70目に印をつけました。

Dカンは両サイドの曲線部分の中央2目に1つずつ(1、72目・36、37目)つけます。
底板を編みつけたときと同様に、Dカンの中に針を通し編みつけます。
最初のDカンは1目めだけ編みつけておき、最後の72目でもう一度編みつけます。

11目めまでこま編みで編み進め、12目めからくさり編みを20目編み、取っ手部分を作ります。
このくさり編みはゆるめに編んでおくと次の段が編みやすいです。
14目あけた25目めからこま編みを編みます。
36・37目はDカンを編みつけます。
先ほどと同じように48目めからくさり編みを20目編み、裏面の取って部分を作ります。
14目あけた62目めからこま編みを編みすすめ、最後の72目でDカンを編みつけます。
最後に”輪を引き抜く”引き抜き編みをしてこの段は終わりです。
50段目「こま編み」
「立ち上がりのくさり1目」+「こま編み84目」+「”輪を引き抜く”引き抜き編み」
次の段は、前の段で増やした取って部分も含めて、こま編みをします。

取って部分のくさり編みの上は、模様編みの上段(46段目)と異なり、
頭の2本に針を入れて編みます。

裏をみて裏山の1本に針を通してから表にもどすと、個人的に編みやすいと思いました。
51段目「引き抜き編み」
「立ち上がりの1目」+「引き抜き編み84目」+「チェーンつなぎ」
最後の段です。通常の引き抜き編みで84目編み、最後はチェーンつなぎをして編み終わりです。
最後に糸始末をします。
仕上げ

編み終わったあとは、新聞紙を入れてカタチを整えます。

スチームアイロンで蒸気をあてます。
最後に防水スプレーをかけて完成です!
こんなときは⋯??
編み間違えてしまった

編み間違えてしまったら、ほどいて、スチームアイロンで蒸気をあてると良いです。


写真のとおり、スチームアイロンで蒸気をあてると、糸がまっすぐになります。
糸玉から結び目がでてきた

糸玉の途中に結び目が出てきてしまった場合は、結び目を切って、編む方がキレイに仕上がります。
完成

大きさは縦5✕横18センチ(底板の大きさ)で、高さは約23センチです。

A5のノートがすっぽり入ります。


スマホや財布、カギなどを入れても余裕があります。

Dカンにショルダーストラップをつけるとこんな感じになりました。
この作品用に新しいものは買わず、家にあるカバンのショルダーストラップをつけてみました。
今回はじめて底板を使ってみましたが、底板があると、カバンがしっかりするなと感じました。
拙い説明でしたが、この情報が誰かの参考になれば嬉しいです。


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